と き 2006年8月6日(前夜泊)
日 時 2006・8・03(木)〜8・06(日) 天 気 晴れ
メンバー 池田克己(CL)・西田雅弘(装備)・梶村正年(会計)
タイム
8月3日 JR久留米17:40→博多18:26(のぞみ)→名古屋21:48(ビジネスホテル泊)
8月4日 名古屋7:05(しなの)→松本9:06 9:30(バス)→上高地11:40〜
穂高端西穂登山口11:55〜西穂山荘15:00(小屋泊) (歩行3時間20分)
8月5日 西穂山荘3:45〜独標4:55〜西穂山頂6:15 6:30〜間ノ岳7:35〜
天狗の頭8:24〜ジャンダルムの基部10:55〜ジャンダルム11:05〜
奥穂高12:30 12:45〜穂高岳山荘13:15 13:40〜涸沢15:30(テント泊)
(歩行約12時間)
8月6日 涸沢5:00〜屏風分れ6:20〜奥又白出合8:10〜新村橋9:05〜
上高地11:00→タクシー(沢渡温泉)→松本13:00 14:43(しなの)→名古屋16:47
17:57→博多21:30→久留米22:08 (歩行6時間)
西田雅弘 8月3日、新幹線のぞみにて名古屋に着き、駅前のホテルで一泊。 8月4日特急しなので松本へ。 9:30の上高地直行バスに乗り、バスターミナルで登山届けを出し、帝国ホテルへ。 ここを足場にという訳ではなく、ただ帝国ホテルを通り過ぎてから、西穂山荘へと整備された登山道を歩き始める。(登山届けはここでも出せるので、時間の無いときは帝国ホテル前で下車しても可。) 普通の登山道だが登りが続き、ほどほど疲れた頃に西穂山荘へ。 今日は布団2枚に3人で満杯の人。人も多いので速攻酒を飲み眠りにつく。 8月5日 夕方の雷が怖いので、早起きして早々に出発。 ヘッドライトをつけて西穂独標まで歩き、そこで夜明けの景色を楽しみながらの朝食(アルファー米とふりかけ)。 ここから先は岩場の連続。西穂高岳まで大小13のピークと書いてある通り、登っては下りの繰り返し。どれが西穂の山頂かわからなくなった頃にようやっと山頂へ。 北には槍、南には焼岳。天気は良好。大パノラマを楽しみながらアルファー米の残りを食べて先を急ぐ。 上り下りを繰り返して赤茶けた間ノ岳へ。天狗ノ頭がすぐそこに見えるが上り下りが続きなかなか着かない。最後の逆層の岩場は、好天のため靴のフリクションが良く効いて簡単だったけど、濡れていたら・・・ 天狗のコルへと下るが、延々と続く次の登りが見えるだけに辛いものがある。気合を入れなおしてコルから登りだすがかなりの疲れ。 ジャンはどこ?ジャンはどこ?と、思いながら休み休み歩き、途中何人かに追い抜かれ、ようやっとジャンダルム基部へ。 ジャンダルムとはフランス語で前衛、護衛兵。奥穂高のピークを守る番人だそうな。 少し飛騨側にまいてジャンの頂上に達し記念撮影。元の場所まで戻り今度は信州側をまいてロバの耳方面へ。 ここは飛騨側にまわり馬ノ背へと進む。進路に丸く印があるので助かるが、無ければどこに行っていいやら大変な目に遭いそうだ。 好天に感謝しながら奥穂高の山頂へ。山頂から歩いてきた道のりを振り返り、ジャンに別れを告げて穂高岳山荘へと下る 。穂高山荘では、醤油味で何の工夫も無いうどんを800円で食べるが塩分が妙に嬉しい。だいぶ汗で塩分を失っていたのだろう。 一服したあと、ザイテングラードを通って涸沢へ。途中、雪渓とお花畑が美しく、シナノキンバイという花だけは覚えたような気がする。 涸沢が本日の寝所。北穂〜涸沢岳〜奥穂〜前穂の北尾根、涸沢槍が見える。雪渓をまとった素晴らしい姿にみとれながらビールを飲み、貸しテントにもぐりこむ。 8月6日、涸沢からパノラマ新道を経て、徳沢への道をたどる。 横尾に出る道より少し上り下りがあるが、雪渓を横切ったり変化にとんだ素晴らしい道である。 屏風の頭との分岐点から少し下りた沢筋は、広大なお花畑となっており、ついつい時間がたってしまった。徳沢からは、梓川沿いに整備された林道歩。明神を経て上高地まで歩き、タクシーに乗り、途中、沢渡(さわんど:マイカーの乗り入れはここまで)で温泉に入りさっぱりしてから松本へ。 今回は、絶好の天気に恵まれ、素晴らしい体験ができました。帰り道、ずっと前穂の北尾根が目に入り、何時の日か行ければと思いました。 梶村正年 10年ぶりのアルプス登山なので、体力も以前に比べ随分落ちているだろうし、又、今回のコースは、熟練者・健脚向きとガイド本にもあったので、果たして無事に登れるだろうかと不安いっぱいであった。 2週間ほど前から、気休めに近所の散歩コースを1〜2時間程度歩き回って、体力補強に備えたつもりであった。 いよいよ8月3日出発の日が来た。新幹線博多駅で3人 集合した。 3日の夜は、名古屋駅前のビジネスホテル泊であり、 4日の早朝から上高地へ向かった。 上高地は、やはり涼しく空気も乾燥しており、清々しい感じであった。 さっそく、西穂高山荘に向かい出発した。3時間半程度で山荘に着いたが、急坂が続き、蒸し暑くもあったので、やっとの思いで着いたという状況であった。 そして、宿泊手続きをしていると、西田さんは、既に缶ビールを手にしていたので、何という早業かと感心した。 荷物をおいて、私も池田さんも、山荘前の広場にいって、西田さんと共に、登山第1日目到着の祝杯をあげ、これ以上ないような美味しいビールの味を味わった。 翌日は、早立ちのため、早く床につくが、人が多く狭い ためによく眠れなかった。 5日朝3時に起床し、3時45分に出発した。暗くて足場が悪い中、歩き続けて2時間半程度で、西穂高岳へ着いた。山頂で朝食をとり、今後に備えた。 西穂高岳から間の岳、ジャンダルムにかけては、小ピークを越えては、次から次にピークが出現するので、うんざりするような感じであった。 おまけに、逆層スラブの所や馬の背の頂では、険しい岩場が続き、誰か助けてくれという状態であった。 あまりに怖いので、落ちないようにしがみつき、 それでもって、エネルギーを使い果たしている感じ であった。 ジャンダルムの前に着いた時には、余力なしのため、パスしようとしたが池田さんの説得によりやっと登った。今思えば記念に残ったので、登ってて良かったと思った。 そして、いよいよ奥穂高岳への最後の登りだ。 最後の力を絞ってやっと登りついた。山頂は、10年前には無かった祠が造られていた。この日は、快晴であり、眺望も素晴らしく360度大パノラマの景色であった。来た甲斐があったなと十分満足して、記念写真を撮り下山した。 15時半過ぎに涸沢ヒュツテに到着した。涸沢には、 雪渓やお花畑があり、眺めも素晴らしく、この景色を酒の肴にのむビールも格別であった。 6日は5時に出発して、パノラマコースで下山した。 途中には、たくさんの高山植物や雪渓があり景観は良かったが、最終日で疲れも出て、かなりバテ気味でやっとの思いで、上高地に11時過ぎにたどり着いた。 ここでも着くやいなやビールで祝杯を上げて、近くの温泉で汗を流して帰途に着いた。 今回の山行では、3日間で20時間程歩いたが、池田さんのアドバイスで、塩をなめることや、歩幅を狭くしてゆっくり登ることなどを教わって実行したので、足のけいれんもせず無事に登り終えて良かったなと思った。 また、天候にも恵まれ、すばらしい景色も見ることができ、十分満足した山行であった。次は、白馬岳か、八つが岳だ! 奥穂高岳山行の会計報告 支出内訳 JR運賃ホテル代 118,620円 飲食費(弁当、ビール代など) 33,755円 山小屋宿泊代 32,500円 交通費(バス、タクシー代) 20,200円 雑費 (風呂代、コインロッカー代、その他) 3,150円 支出額合計 208,225円 一人当たり69,408円 会計 梶村 |
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