山嶺

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ネパール・アンナプルナトレッキングVol.4

2005年9月20日〜10月8日(19日間)
報告 池田克己

10/5 ポカラ〜カトマンズ(バス、所要時間約8時間)
5時起床。今日のバスは予約制のツーリストバスであったが、乗合バスとあまり変らない。
乗客のうち90%は外国人の観光客。乗客は乗客名簿に氏名を記入する。
カトマンズに着くまで5回の検問あり。
5回とも銃を担いだ軍人が乗り込んできて車内の乗客の顔を見回して降りていった。

今回も1時間に1回、4時間後に1回お茶、トイレタイムがあり、
午後2時30分にカトマンズに着きトラチャンの宿に入る。
汗臭くなった衣服をまとめて全部洗濯。
夕食にビールを飲んだら眠くなったので早めに寝た。

10/6
午前中はトレッキングの記録を整理。
午後はツルチャンと一緒にタメル地区のバザールに行き登山用品の小物を買った。
夕食は蜂蜜入りの特製ロキシーを飲んでいい気持ちになる。

10/7 カトマンズ〜バンコク(飛行機)
10時にタクシーでトラチャンと一緒に空港へ。
トラチャンは空港の建物内には入れなかった。
9月21日に着いた時とは打って変わって、警備が厳しかった。
建物の入口でチェック、
カウンターでチェック、
搭乗手続きの時には、財布の中まで見られた。

待合室で待っているときにも常時監視されており緊張の連続であった。
14時頃離陸、バンコク空港に着いた時にはホーッとした。
バンコクで福岡行きに乗り換えなかればならないが、
要領がわからず、空港の係員に尋ねても英語が聞き取れず、困った困った。

ロビーを歩きまわって日本人を探し、
登山ガイドの人に乗り換えの要領を教えてもらい、
無事福岡行きの飛行機に乗ることが出来た。
10月8日午前8時無事福岡空港に到着す。

経費
1 隊に支払った金額  飛行機代、バンコクホテル代       103,735円
レッキングパーミット代          4,350円
ガイド料(隊員一人当たり)       108,000円
トレッキング中のホテル、バス代、
食事代、ガイドとポーターへのチップ等   51,002円、
                  小計271,087円
2 個人経費
 ミネラルウォーター、行動食
 みやげ、観光のタクシー代
トレッキング外の食事代、など                  51,679円    
合計322,784円

トレッキングを振り返って


私にとって海外登山は初めてでしたが、

○ 富士山以上の高度に登ることが出来たこと、それに高度障害の経験もしたこと、
○ ネパールの人とにじかに接することが出来、ネパールの文化もある程度得る

ことが出来て、今、満たされた気持ちで一杯です。

ネパールの国は、
日本でいえば江戸時代から現代までが同居しているようで、
貧富の差が大きく経済的には劣っています。

また、国内は一種の内戦状態にあり、
町にも山にも銃を下げた軍人が見張っているので、少し怖い感じもします。

しかし、住んでいる人々は、ガイドのティカさんが話しておられたように
素朴でゆったりしていて、
「心のふるさと」を呼び戻してくれるような気がします。

ネパールに行った人が、
その後ネパールに取りつかれたようにネパール通いをする気持ちが、
わかったような気がします。

わたしが思うに、
ヒマラヤの魅力は、
それが内包する健全化に他ならない。
ヒマラヤの雄大な自然景観に感動するのも、
その健全性がわたしたちの五感を刺激し、
忘却のかなたにある生命感を呼び戻してくれるからではあるまいか。
だとすれば、なにごとにも擬制化されて生命感を失いつつある私たちの社会の現実こそ、
問題の本質が潜んでいるように思われる。
「いつかみたヒマラヤ」 根深 誠

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