2005年9月20日〜10月8日(19日間)
報告 池田克己
9/23 曇り カトマンズ→ベイシーサハール(825m) トレッキング許可証もスムーズに取得出来たので、計画より1日早く今日、カトマンズを出発することにした。チャーターしたマイクロバスにガイド3人、ポーター4人も同乗す。 交通規則はないのも同然で、どの車もクラクションを鳴らしながら我先にと追い越してゆく。 私達のマイクロバスも途中で追突された。幸いに車に傷が付いただけで同乗者には怪我はなかった。 約6時間かかって13時40分にベイシーサハールのトクチェホテルに着く。 昼食後、町の商店街を散歩する。道の両端には種々雑多な店や露天が並んでおり人通りも多い。 ホテルの近くのチェックポストでトレッキング許可証に押印してもらう。 ホテルの部屋は、1部屋にマットを敷いた2個のベットがある。 トイレは水洗。今夜の夕食はダルバート。 夜中に雨が降っていた。 |
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9/24 晴れ 26℃ ベイシーサハール(825m)→バウンダーラ(1300m) 朝4時過ぎから宿の前の通りは、人の声・ゴムぞう りのパタパタという音がうるさくなり、眠れないので4時半に起床。 宿の前からは、赤く染まったラムジュンヒマールの頂上が見えた。 6時30分に出発。 私たちは各人5〜6kgのザック、ガイドは10〜15kgのザック、ポーターは35kg前後のダッフルバックをかついでゆく。 マルシャンディ川沿いの車道を歩いてゆくと、時々道端の子供たちが、「ナマステ、スクールペン?」と言って近寄ってくる。 学校で使う筆記道具が不足しているようである。 物を与えるのはあまり好ましいことではないと聞いていたので「ナマステ」と返答して通り過ぎる。 人家が途切れると、道端では子供(学校には通っていないよう)と婦人が川の石を金槌でたたいて小さく割っていた。建設用材として打って生活の糧にしているよである。 途中、沢筋で膝下まで水が流れていたので靴を脱いで渡渉す。 9時35分クディの集落にはいる。乗り合いバスがここまではいって来ている。 クディを過ぎてはじめて吊橋を渡る。 吊橋は金属製なので安全性には問題がないようであるがゆらゆら揺れる。 気温32℃まで上がり日本の真夏の低山歩きのようで 汗ダクダクとなる。 10時25分バッティ(簡易食堂)で昼食とする。 注文して1時間過ぎてやっと料理が出てくる。 「郷に入れば郷に従え 」だ。 そこからは前方に白く光るマナスルUとヒマルチュリの頂上が見えた。 12時20分出発。 右手に大きな滝が見えてくる。沢筋で登山道が土砂崩れの為埋まっている所を、スコップとクワで2人の男が道をつくっていた。 そこを通過すると、「チップをくれ」と要求されたので50ルピーを寄付す。 日本では県なり市が工事をするが、ここでは個人が仕事を見つけてその対価を利用者からもらうようだ。それも地元の人からは取らずに外国人から取っているようだ。 時々荷物を積んだロバの列と一緒になるが、狭い登山道ではロバの糞が一杯落ちており、とにかく臭い。ロバは1頭当たり60kg〜70kgの生活物資を運んでいる。 13時35分ウガデのバッティで休憩。 その店には20才ぐらいのシータという名前の女性が流暢な英語で登山客を店に呼び込んでいた。あとで聞いたところ、その女性は英語の特技を生かして、バッティを転々として客の呼び込みを仕事としているとのことだった。 2時55分チトララを通過。山の頂上近くまである棚田が広がっている。日本の棚田100選どころではない。 ダラダラ坂を汗ダクダクになりながら登ると、16時5分に本日の宿となるバウンダーラのスイスホテルに着く。 到着時 脈拍93・血中酸素濃度96。 夕食はビールとダルバートとモモ。 夕食後、空を眺めたら満天の星空で、本当に川のように見える天の川をくっきりと見ることが出来た。午後8時過ぎから雨となった。(この日以降、夜になると決まって雨が降り、明け方には止んでいた。) 9/25 晴れ 気温24℃〜33℃ バウンダ〜ラ(1300m)〜チャムゼ(1405m) 出発時 脈拍84 酸素濃度98 7時40分スイスホテルを出発。 美しい棚田を眺めながらマルシャンディ川へ下りて行く。 今日も気温が高く汗ダクダクである。 途中シャンゲで休憩し11時シェルチュールで昼食とする。 昼食後はダラダラの登り坂となる。 13時30分シャガットを過ぎてから、日本の黒部の下の廊下のような切り立った断崖の歩きとなる。 このあと、日本の滝100選も到底及ばないようなスケールの大きい滝が次々と現れてくる。 人家のほとんどない一軒家の所で少し休憩。お母さんが子供の頭についている虫を取っていた。 2時40分、今日の宿泊地チャムゼのチベッタンホテルに着く。 到着時 脈拍75 酸素濃度97 15時30分頃から雨が降り出す。 宿の奥さんは熱心にお経を唱えているばかりで、二人の姉妹がかいがいしく働いていた。 今日の夕食は、おいしいピザも食べる。夕食後は疲れて8時頃に寝る。 |
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